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医療経営のための生命保険 お役立ち情報

「持病があっても入れる保険」って?!

2014.1.31

 「持病があってもはいれる保険」

・・・徳光和夫さんのCMでもおなじみのフレーズです。

若い頃は、自分が病気になって医療費がかかることが想像できず、保険にはまだ入らなくていい・・・と思っているうちに、病気にかかってしまい、保険に加入したいと思っても断られてしまった・・・

そういったお話はよく聞きます。

 しかし、最近は、「既往症があっても入れる」という条件緩和型の生命保険が増えてきました。

 医療保険では、なんらかの条件をつけている商品がほとんどですが、死亡保険は契約を認識できる健康状態であれば、例え余命宣告されていても加入できる商品があります。

 生命保険の保険料は、生命保険会社が保険金を支払う可能性(=リスク)を予想計算し、設定されます。リスクが高ければ高いほど、保険料は高く設定されます。

つまり、条件緩和型の商品は、それだけ支払うリスクの高い方を対象としている分、そうでない商品に比べて保険料が高くなるのです。

 この「条件」は商品によって様々です。加入後、既往症が悪化した場合は支給対象外とするという商品もあれば、支給対象とする商品もあります。また、うつ病などの精神疾患の既往症の方でも加入できるとするものもあれば、加入を断られるという商品もあります。

 「~でも加入できる」ということは、「~だと加入できない」商品に比べて、リスクの高い方が対象となっている分、保険料は高く設定されていると言えます。逆に言えば、「~ではない」方がこの商品に加入すると、高い保険料を支払うということになるのです。条件緩和型商品のほとんどが掛捨てと言われる、解約しても保険料が戻ってこない商品ですので、保険料は安いにこしたことはありません。

 また、条件緩和型の商品には、支給に関してもより厳しい基準が設けられています。多く見られるのは、「加入後○○日間の疾病による入院は対象外とする。」というものです。これは、「責任開始」という言葉で表わされています。

 どこの会社のどの商品に加入するかを検討する際は、①加入条件 ②支給条件 に注意して、1社だけではなく、数社の商品を検討することが必要です。一人一人、有効な商品は異なるのです。ご家族が加入しているから、友達が入っていたから・・・ではなく、賢く保険選びをしましょう!